8月について

「お盆玉って何?どこの地域の風習?どれくらいの金額?お盆玉袋ってあるの?」

最近、にわかに「お盆玉」という言葉が世の中に広まりつつあります。

これは、山形県にある株式会社マルアイ(○愛(maruai))による造語で、登録商標にもなっています。

一言で説明すると、「お年玉のお盆バージョン」です。

お盆に帰省してくるお孫さんにお祖父さん、お祖母さんがあげるお小遣いですね。

とくに、お正月に会えなくてお年玉もあげられなかった場合にその代わりにあげるというケースが多い様です。

「お盆玉」は、おもに東北地方に伝わる風習なのですが、なかでも山形県にその起源があると言われています。

江戸時代の頃、商家へ丁稚奉公に出された子供は、滅多と故郷に帰ることは許されませんでした。

特別に許されたのは、藪入りといって、年二回、お正月とお盆だけ。

普段は、何もしてやれない子どものために、せめてお盆に帰って来た時には、と着物や下駄を新調して渡してやったり、お小遣いをあげたりしたのです。

この風習が、やがて子供たちにお小遣いをあげるという形で残った様です。

そもそもなぜお盆に帰省するかと言えば、すべてのご先祖様の霊が、あの世からこの世に帰ってくるとされる時期だからこそ、それを家族一族みんなでお迎えするためです。そのためにお墓参りもするわけですが、世の中も大きく変化する中で、お盆に帰省するという習慣もだんだん薄まりつつあります。

特に、孫世代は、お盆の意味など知るよしもなく・・・お祖父ちゃんとお祖母ちゃんのいる田舎に行くと、お小遣いがもらえる!!という理由で帰るという本音もチラホラと見受けられる様です。

子どもはいつの世も、ゲンキンなものです!

中には、そのお父さんとお母さんもお小遣いがもらえたりするようで・・・

お祖父様、お祖母様も大変ですね(汗)

さて、そんなお盆玉専用のポチ袋「お盆玉袋」というのが存在します。

最初にご紹介した株式会社マルアイや郵便局で販売されています。

バラエティー豊かな品ぞろえで、夏らしくひまわりや朝顔、金魚や花火など素敵なデザインのものが沢山売りだされています。

そのお盆玉袋に入れる相場ですが、お年玉よりは、少し少な目と言うのが目安だそうです。

具体的には、小学生なら1000~3000円、中学生なら3000~5000円、高校生以上は、5000~10000円

くらいの様です。小学生未満は、お菓子と言ったところでしょうか。

毎年、お盆シーズンになると、よくニュースでこんなインタビューシーンを目にします。

「どこに行かれるのですか?」と訊かれて、

「田舎に帰ります」とか「お爺ちゃんに逢いに行きます!」という答えが返ってくると何だかホッとします。

また、同じくニュースで必ず高速道路の渋滞状況が報じられますが、これも考えたら帰省ラッシュ、Uターンラッシュということで、それだけ故郷に帰る人達が多いのか、とどこか安心した気分にもなります。

ますます、核家族化が進む中、先日も新聞には、子どもの数が減少の一途をたどっていると書かれていました。特に、14歳以下の子どもの数は、37年連続で減少しているのだそうです。

2018年は、2017年より17万人も少なくなったとか・・・・

高齢化で、お爺ちゃんお婆ちゃんは元気でも、孫の数が少なかったり、離れていたり・・・

想像するだけで、なんだか寂しいですよね。

日本古来のお盆を大切にする風習、3世代、4世代にわたる家族の交流を大切に残して行きたいものです。

そして、お盆玉を当てにするのもいいですが・・・心のこもったお土産やお孫さんからのお祖父さん、

お祖母さんたちへの似顔絵、お手紙などのプレゼントなどもサプライズで考えてもとても良い親孝行になるのではないでしょうか。

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