7月について

「土用干し」って何?意味は?時期はいつ?」

「土用干し」って聞いたことありますか?

「土用」は知っていても、そこで何を干すの??という感じで、聞き慣れないという方も多いと思います。

(ちなみに、読み方は「どようぼし」です)

まず、「土用」について、簡単に説明したいと思います。

土用は、雑節の一つで、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」(これらは、二十四節気と言われるものです)の前、約18日間の事を言います。

よって、年四回あるということですね。

上記の「二十四節気」は、一年を24等分して、それぞれに季節の目安となる漢字二次の言葉が当てられています。他にも良く知られているところでは、「春分」「秋分」「夏至」「冬至」「大寒」「小寒」「啓蟄」などがあります。

そして、この二十四節気ほどは、知られていませんが、雑節も昔の暦代わりに使われていた季節の目安となる言葉で、他にも「八十八夜」、「二百十日」、「入梅」、「半夏生」などがあります。見た目も音の響きも、詩的な感じがして、趣があって素敵な言葉だなぁ~と思いませんか。

年に四回訪れる土用は、季節の移り目と言えるでしょう。

二十四節気も、もとは、旧暦の言葉なので、例えば、「立春」なら今年2018年は、「2月4日」で、新暦は、この約1か月後の計算になるので、ちょうど春の息吹が感じられる3月上旬になります。

「立秋」なら今年は「8月7日」で、新暦では、9月上旬ですから、夏の暑さも一段落、秋を感じる風が、頬を撫でる頃です。

さて、本題の「土用干し」ですが、これは特に「夏の土用」の時期に行うもので、

「衣類や書籍」

「田んぼ」

「梅」

を干すことを表します。

ちなみに、今年2018年の夏の土用は、7月20日から8月6日までです。

「衣類や書籍」については、陰干しをすることで、虫に喰われないようにします。

考えてみれば、昔はクリーニングや防虫剤なんていう便利なものはありませんでしたから、冬の着物などは、この時期に風に当てたりして水分を飛はすことも大事だったと考えられます。

正直言って、余程貴重なもので無い限り、今では本を陰干しする人も少ないと思いますが、本も古くなると、独特のカビ臭さが出てきますし、干してあげるに越したことはありませんね。

「田んぼ」については、ちょうど梅雨も終わりを迎えるころですが、この時期に一度水を全部抜いてしまいます。これを「中干し」とも言います。

これから暑くなるというのに、水を抜いていいの??って思ってしまいますが・・・

逆にこの時期だからこそ、水を抜き、地面がひび割れるほどに乾燥させることで、根が水を求めて必死に伸びようとし、肥料の吸収も良くなるというわけです。すると当然、秋には、美味しいお米が実ります。

「梅」は、梅雨時期に塩漬けにした梅を土用の時期に日に干します。そう、これが「梅干し」となります。

日光により殺菌されますし、あの梅干しの鮮やかな赤味が増して、水分も蒸発するので保存性も高まるのです。味もまろやかになるそうですよ。

「衣食住」と言いますが、着るものも食べるものもちょっとした手間をかけてあげることで、見違えるほどキレイになったり、美味しくなったりするものです。

昔から伝わる生活の知恵には、そんな貴重な知恵と工夫がたくさん詰まっています。

言葉は、聞いたことあるけれど・・・と言いながら試さずにいれば、まさに宝の持ち腐れです。

良いと知れば、早速取り入れて、より快適で充実した生活を送りたいものですね。

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