7月について

「土用に土いじり、引っ越し、旅行するのがダメって本当?土用殺、間日って何?」

梅雨も明ける頃になると、盛んに耳にするようになるのが「土用」という言葉です。

特に、「土用の丑の日」は全国的に好んで鰻が食されるため、スーパーや商店街、デパートなどでこの言葉に触れることも多いともいます。

むしろこれ以外に聞くことがほとんど無い言葉なので、もしかしたら、多くの人たちは、夏の頃にだけ土用があり、さらには、土用というより「土用の丑」だけが単独で存在すると勘違いしているかもしれません。

でも、実は土用は春夏秋冬のすべてに存在しますし、土用は丑の日もあれば、卯の日や寅の日、子の日、

申の日・・・もあります。

中国の陰陽五行説では、世の中のすべてのものは、「木・火・土・金・水(「もっかどこんすい」といいます)」でできていると考えられていて、このうち、木は春、火は夏、金は秋、冬は水、と季節にも全て当てはめられています。あれっ?「土」は??と思われましたか。

土は、春夏秋冬の各季節の区切り目すべてに割り振られています。

具体的には、立秋、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことで、これを「土」という言葉を入れて

「土用」と表現されてきました。ですから、四季のすべてで「土用」は存在するのです。

ちなみに、2018年の土用は、以下の様になっています。

冬の土用・・・1月17日~2月3日

春の土用・・・4月17日~5月4日

夏の土用・・・7月20日~8月6日

秋の土用・・・10月20日~11月6日

そして、この土用の期間の特徴として、「土いじり」は避けるべし、という言い伝えがあります。

具体的には、庭の草むしりから始まり、穴を掘ったり、井戸を掘ったり、建築や増改築、地鎮祭に到るまで、すべて、控える方が良いと言われています。

その訳は・・・土用の期間は、土の中に土公神(どくしん・どくじん・どこうじん)といわれる土の神様がいて、土いじりをすると、この神様の怒りを買って、良からぬことが起こると考えられてきました。

でも、実際には、農作業も必要になってきますし、18日間もの間、全く土に触れないわけにもいきません。

そこで、「この日なら土に触れてもいいですよ」という日がちゃんと存在するのです。

それが「間日(まび)」です。

暦に数字が使われるようになったのは、ごく最近のことでそれまでは、すべての日に干支が割り振られていました。これは、今でも記載されているカレンダーも多数あります。

ですから、春夏秋冬すべての土用のすべての日にも干支が当てがわれています。そして、「間日」も各季節によって全て決まっています。

具体的に、2018年の間日とともにお伝えしましょう。

冬の土用の間日は、「寅、卯、巳」の日になります。2018年は、1月22日、23日、25日、2月3日です。

春の土用の間日は、「巳、午、酉」の日になります。2018年は、4月19日、20日、5月1日、2日です。

夏の土用の間日は、「卯、辰、申」の日になります。2018年は、7月22日、23日、27日、8月3日、4日です。

秋の土用の間日は、「未、酉、亥」の日になります。2018年は、10月20日、22日、30日、11月1日、3日です。

しかも、土用の間は、引っ越しや旅行も避ける方が良いとされています。

といっても、夏の土用は、どっぷりと夏休みにかかっていますから、旅行はダメなんて言われても困ってしまいますよね。

そこで、本当はどこにも行かず、控えめにして過ぎすのが吉とされているのですが、生きていればどうしても、ということもありものです。その際には、特に「凶」となる方角が、これも季節によってそれぞれ決まっているので、その方角は充分気をつけた方が良いです。この方角を「土用殺(どようさつ)」と言います。

具体的な「土用殺」は、

冬は、北東

春は、南東

夏は、南西

秋は、北西です。

たしかに、冬なら雪山、夏なら水辺での事故などがありますよね。

私たちの感覚では分かりえない、自然界の掟の様なものがあるのかもしれません。

このような昔からの言い伝えには何か意味があると思って、常に森羅万象に対しては、謙虚な心持で過ごすことが肝要と言えるかもしれません。

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