6月について

「「梅雨入り」「梅雨明け」の平年値はいつごろ?基準や定義は?」

毎年、梅雨時期になると、「今日、〇〇地方が、梅雨入りしました」とか

「今日、○○県で梅雨明けした模様です」というニュースを耳にします。

毎年のことなので、聞き慣れた文句に、何の疑問も持たずに、聞き流してきました。

でも、「今日から梅雨入り」、とか、「今日で梅雨明け」、っていったい誰がどんな基準で決めて発表しているのでしょう。

また、その定義は、どうなっているのか。

それぞれの平年値とともに、詳しくお伝えして行きたいと思います。

まず、「梅雨入り」や「梅雨明け」の発表ですが、これは、気象庁が行っています。

それぞれの平均値について地域ごとにお伝えして行きましょう。

(1951年から2017年までの全ての年の「梅雨入り」と「梅雨明け」の平均値です)

まず、

東北北部地方は、 梅雨入りが、6月14日頃で、梅雨明けが、7月28日頃。

東北南部地方は、 梅雨入りが、6月12日頃で、梅雨明けが、7月25日頃。

関東甲信越地方は、梅雨入りが、6月8日頃で、梅雨明けが、7月21日頃。

東海地方は、   梅雨入りが、6月8日頃で、梅雨明けが、7月21日頃。

近畿地方は、   梅雨入りが、6月7日頃で、梅雨明けが、7月21日頃。

中国地方は、   梅雨入りが、6月7日頃で、梅雨明けが7月21日頃。

九州北部は、   梅雨入りが、6月5日頃で、梅雨明けが、7月19日頃。

九州南部地方は、 梅雨入りが、5月31日頃で、梅雨明けが、7月14日頃。

奄美地方は、   梅雨入りが、5月11日頃で、梅雨明けが、6月29日頃。

沖縄地方は、   梅雨入りが、5月9日頃で、梅雨明けが、6月23日頃。

全国平均は、   梅雨入りが、6月8日頃で、梅雨明けが、7月21日頃です。

そもそも「梅雨」というのは、オホーツク海や日本海に広がる冷たくて湿度の高いオホーツク海高気圧と

太平洋に広がる北太平洋高気圧が日本列島上空でぶつかり合い、押し合いへし合いのせめぎあいをします。

すると前線が出来て、大量の雨を降らすことになります。

これが、「梅雨」です。

このせめぎあいは、通常、約1か月半に渡って繰り広げられます。

梅雨入りは、南の方が早く、特に九州南部は、5月から梅雨が始まりますし、沖縄では、他の地方が、

これから梅雨本番という時に、いつもいの一番で梅雨明けしてしまいます。

「梅雨明け」というのは、上記の太平洋高気圧が、オホーツク高気圧を北へ押しやってしまい、前線が消滅して、雨が止む状態のことを言います。

そして、お気づきの方もいるかもしれませんが、上の平均値のところで、含まれていない地方があります。

お分かりでしょうか・・・?

答えは・・・北海道、そして、小笠原諸島(こっちは分かるわけないですね)です。

実は、この地域には、前線がかかりませんので、梅雨は存在しないというわけです。

では、「梅雨入り」と「梅雨明け」の基準や定義はどうなっているのでしょうか。

実は、気象庁にも明確な基準や定義は無いそうです。

梅雨というのは、気候変動が激しいですし、毎年全く同じということはなく、変化に富んでいるので、

定義という型にはめられないということです。

よって、1週間以上雨が続くと予想される場合や1週間以上晴れが続くと予想される場合、など

状況を鑑みて、判断される様です。

でも、発表されるのは、あくまで「梅雨入り宣言」と「梅雨明け宣言」に過ぎません。

どういうことかと言えば、どちらも状況を鑑みて予想しているに過ぎないわけですから、

後から検証してみたら梅雨入り宣言が早すぎた、とか、もう梅雨が明けてしまっていました・・・

なんていうこともありえるわけです。

自然が相手って難しいですよね。

最終的には、「9月に入ってから」気象台の観測結果を検証して、その年の正式な「梅雨入り」と「梅雨明け」を決定して、上記の様な統計記録として残すわけです。

参照:http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html

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