6月について

「和菓子の日の由来は?嘉祥菓子とは何?」

皆さんは、「和菓子の日」があるのをご存知でしたか?

私は、日本人としては恥ずかしい(?)のですが、全く知りませんでした。

だいたい、お菓子の日で、ピンとすぐ頭に浮かぶのは、

「バレンタインデー」と「ホワイトデー」そして、

お菓子をくれなきゃ家を壊すぞ~という少々荒々しい「ハロウィン」です。

どれも、横文字!ですよね。(ちなみに、「ホワイトデー」は日本発祥ですが・・・)

この和菓子の日というのは「6月16日」だそうです。

昭和54年(1979年)に『全国和菓子協会』が制定しました。

(ちなみに「全国和菓子協会」とは、1950年に和菓子を後世に残すことを目的として設立され、

現在では、約3,000店の和菓子屋が加盟しています。本部は東京都渋谷区)

そして、世の中に和菓子の存在をアピールして、各お店でもキャンペーンの様な形で、新商品を売りだしたりして、販売促進のきっかけにしてきたわけです。

1980年代と言えば、高度経済成長期の60年代が過ぎ、所得倍増計画などで、国民の生活は右肩上がりで良くなって行きました。そこに、70年代に入り、オイルショックで大打撃もありましたが、ここからも大復活を遂げた日本経済は、その後約10年を掛けて、空前のバブル時代へと向かって行きます。

これにともなって、どんどん欧米文化が日本人の中に浸透して行きました。

お菓子業界も例外ではありません。

というより、お菓子業界こそが、アメリカ発、ハワイ発、ヨーロッパ発、という言葉に踊らされて、

アイスクリームやクッキー、ケーキ、クレープ、チョコレートなどなど・・・・

若者たちを中心に見たことも食べたことも無い洋菓子が次々と流行して、日本中を席巻していったわけです。

そう言えば、チュッパチャプス(今もありますが)もよく流行ったなぁ~、大リーグガムも良く宣伝してたなぁ~なんて、懐かしく思い出します。平成生まれの方は分からないでしょうね!!

この世の中の流れに、和菓子業界は、相当の危機感を抱いたと思われます。

そこで、上記のように、「和菓子の日」を作りだして、業界の結束をはかったのです。

実は、「ホワイトデー」もバレンタインのお返しにと、石村萬盛堂という福岡の和菓子屋さんが、マシュマロの中にチョコレートを入れた、チョコマシュマロを売りだしたのが、始まりと言われています。

しかし・・・いまではそのホワイトデーにも和菓子を返すという話を・・・残念ながら聞くことはあまりありませんよね。

このような時代背景を理解すると、日本人としては、和菓子を俄然応援したくなってきます!!

きっと、どなたも日本で育ったなら、事あるごとに、色んな和菓子を口にしながら、和菓子にお世話になってきたという一面があるのではないでしょうか。

私も何度も言うようですが「和菓子の日」の存在は知りませんでした。

しかし、かなりの和菓子好きです。

春になれば、桜餅、三色団子、みたらし団子(これは一年中ですね)子供の日の柏餅、ちまき、

夏の水ようかん、秋の栗饅頭や栗きんとん、その他にもイチゴ大福、もみじ饅頭、外郎、赤福・・・・

これでもか、とずいぶんお世話になってきました。

きっと、あなたも故郷や今の住まいのご近所に、ご贔屓の和菓子屋さんがあったりするのではないでしょうか?

話がすこし飛んでしまいましたが、「和菓子の日」のルーツは、848年の平安時代にあります。

時の仁明天皇が、流行る疫病の厄除けのために、6月16日に「16」にちなみ、16種類もの

和菓子を神前に供えて、「嘉祥(かじょう)の儀式」を行い、年号も「承和(しょうわ)」から「嘉祥」に改めました。

(嘉祥とは、幸せや嬉しいことの兆し、という意味があり、吉祥(きっしょう)とか瑞祥(ずいしょう)という言葉もあります)

これが、「嘉祥菓子」を6月16日に食すという慣習となり、江戸時代くらいまでは続いたそうです。

ところが、明治になるといつしかその姿を消してしまいました。

和菓子は、とても手が込んでいて、本当に見た目も美しい芸術的な品がたくさんありますし、老舗の有名店のものなどは、お菓子単独ではなくて、緑茶や抹茶とも良く合うように味付けや口当たりが計算しつくされているものです。

とてつもなく長い時間をかけて作り続けられてきた、日本の宝とも言える和菓子を後世に伝えてゆきたい、その気持ちは痛いほどに良く分かる気がします。

「6月16日」というと、ちょうど父の日の近くですよね。

和菓子をお土産に買って帰って、美味しいお茶を入れて一家団欒というのは如何でしょうか。

参照:

http://www.wagashi.or.jp/wagashinohi/

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