5月について

「5月1日はメーデー!どんな日?その由来は?」

メーデーというと、首都圏では、毎年代々木公園に『メーデー中央大会』と称して、

数万人の人たちが集結するシーンがニュースに流れることがあります。

色鮮やかな幟を方々に立てながら、「頑張るぞー!オー!!」とこぶしを突き上げたりしている

様子が印象的です。

あの熱い集団は何を訴えているのか?何と闘っているのか?

いったい「メーデー」とは、何をする日なのでしょうか?また、

その由来についても詳しくまとめてみました。

結論から書きましょう。

5月1日のメーデーとは、『労働者の日』といわれ、「労働者の権利を主張する日」と言えます。

日本では、労働者の権利主張と言えば、圧倒的に「春闘」の方が馴染みがあるでしょう。

「春闘」は、俳句などの季語にもなるくらいに国民生活に密接に関わっています。

毎年、2月くらいからニュースでもたびたび取り上げられます。

おもに、賃金アップを経営陣に要求するのが狙いですが、その春闘が落ち着いたころに、

このメーデーが来ることになります。

春闘は日本色が強いのに対して、『メーデー』は、全世界的な動きです。

その証拠に、約80の国や地域で、「5月1日」は祝日となっているのです。

その起源は、19世紀後半のアメリカにありました。

1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働連盟が、今では当たり前とも言える「8時間労働」を要求するゼネラルストライキを起こしました。

というのも、当時の労働時間は、1日12時間でも当たり前、長い場合は14時間にも達していたそうです。

実に1日の半分以上です。これでは、身が持ちませんよね。

鬱積した労働者の不満の嵐が吹き荒れて、ゼネストが大々的に行われたわけですが、それでも労働者たちの主張はなかなか聞き入れられず、やがてこの動きが1890年には世界規模に発展して、

『第1回国際メーデー』が開催されるに至りました。

もともとこの日は、ヨーロッパでは『夏の訪れを祝う日』で祝日でもあったそうです。

そこに、アメリカでの動きが飛び火する形で、ヨーロッパそして、その他の地域にも広がったのです。

日本では、ずいぶん遅れて1920年5月2日に、第1回メーデーが、東京の上野公園で開かれました。

それでも、ちょうど100年も前の話なのですね!

その1世紀が過ぎて、現在の日本では、全国約500以上の会場で、10万人規模の労働者たちが、

メーデーに参加さいています。

冒頭のも書いた代々木公園での「メーデー中央大会」だけで、4万人規模の催しになっています。

この場には、ときに総理大臣までが出席して、労働環境改善の意義を声高らかに訴える場面も見られます。

そして、連合の幹部の人たちが、労働者の具体的権利の獲得のために、マイクで「頑張ろう!!」と

叫ぶと、参加者たちが「オー!!」とこぶしを挙げて一緒に叫ぶというわけです。

国によっては、物々しいデモ行進が所狭しと行われることが珍しくありませんが、日本のメーデーは、結構平和な雰囲気が漂っています。

むしろ、メーデーが組合員同士の貴重な交流の場となり、参加者を増やすべく工夫を凝らして、一緒に参加した子供たち向けの参加型イベントやステージショー、売店などを用意して、アミューズメント化する傾向さえ見受けられます。

実は、昭和の時代から、メーデーを祝日にして、労働時間の短縮を訴える動きがあったのですが、

バブルが崩壊してからは、あまりの不景気のために、労働時間短縮を実施することが現実的でなくなってしまいました。

でも、いよいよ労働人口が減少しだした今、「働き方改革」が至上命題になっていますし、

ひょっとすると「5月1日は祝日に」という法案が通る日も近いかもしれませんね。

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