三月について

2「高校野球の魅力は?高校野球の名門校は?」

「甲子園」という言葉が、夏の季語になっているくらい、

「高校野球」の存在は日本人の生活に完全に浸透しています。

時に、「プロ野球」にも負けないくらいの人気があり、

「高校野球」は一種のブランドと化しています。

春のセンバツ、夏の甲子園・・・

あの野村克也さんをしても「高校野球が一番面白い!」と言わしめる、

高校野球の魅力とは・・・?

また、高校野球の名門校についても、

お伝えして行こうと思います。

「高校野球の魅力」

【高校野球の魅力その1.『時』】

高校野球の魅力のひとつは、そこに流れる時間軸。

たった3年の間しか、

高校球児を名乗ることは出来ません。

そして、一番の大舞台は、

「春」と「夏」の甲子園です。

この時期に「旬」を迎えるために、

皆精いっぱいの努力をするわけです。

そして、当然、学生としての「本業」があります。

ユニフォームを脱げば、机に向かったり、実習があったり、

常に卒業後の進路を想定しての生活があるわけです。

その中で、許される時間、目いっぱい、白球を追いかける。

そこに、二度と戻らない「青春」をかけるのです。

誰にも同じだけ与えられた時間が、全て違ったドラマを生む。

その唯一無二の熱いドラマに感動を覚えるのです。

【高校野球の魅力その2.『オーラ』】

私は、幼少期を甲子園のある西宮市で過ごしました。

そして、住まいの目の前に甲子園の出場校が必ず宿泊する

有名旅館がありました。

代表校の選手たちは、屈強な身体で、真っ黒で、

でも私たち子どもには、とっても気さくで、

優しい大人の「お兄さん」でした。

そのイメージが強いのか、自分が成人したころでも、

甲子園を見ると、なぜか年下には見えない、

どこかしっかりした大人の「お兄さん」なのです。

なぜ、こんなにも大人びた「オーラ」が宿っているのか?

それは、野球というスポーツに命を懸けるほどの真剣さで、

来る日も来る日も練習し、鍛錬し続けた、全国有数の

エリートたち・・・だからこそ。

その目の輝きや眩しい背中には、みんな野球の神様がついている、

だから、「大人びて」見えるのではないかと思うようになりました。

でも、これをもっと上の世代の人達が見ると、

やっぱり、どこか幼さの残る「高校生」です。

礼儀が良くて、負けっぷりも良くて、すがすがしい、

そんな「オーラ」に釘付けになってしまうのです。

【高校野球の魅力その3.「勝つのは、たった一校!」】

2017年の夏の大会の参加校は「3,839」校。

その頂点に立つのは、たった1校です。

全てトーナメント戦ですから、敗者復活もなし、

一回負けたらそこですべて終了。

だから、勝ち進むほどに、次は負けるかもしれない、

いや負けるわけに行かない・・・

そして、あと2つ、あと1つ・・・とカウントダウンが始まる。

その想像を絶する闘志と学校関係者や父兄の応援の熱量、

そして高校野球ファンの期待があいまって、

時にとてつもない、奇跡のようなゲームが生まれます。

漫画にも小説にも無いような、感動劇です。

【高校野球の魅力その4.「負けるが勝ち??の美学」】

昔から日本でジャンルに関係なく強く人気が出るパターンに、

『判官(ほうがん)びいき』があります。

これは、弱いもの、劣勢にあるものを何故か応援したくなる。

日本の国民性のひとつです。

有名なのは「忠臣蔵」。

吉良上野介を悪ものにして、

大内内蔵助を始めとする四十七士を

英雄と見立てて応援する・・・あの世界観です。

高校野球にも「判官びいき」の世界観がありありと存在します。

頂点以外の高校は全て必ず、「敗者」になります。

負けている側を応援したくなり、

負けた側に花を持たせたくなる。

昨日は、圧勝した「ワルモノ」が

次の日には「ヒーロー」に変わることが

毎年、必ず起こるのです。

「高校野球の名門校は?」

高校野球の名門校は、

すなわち「甲子園」常連校と言って良いでしょう。

この顔ぶれは、時代によって変わるとも言えます。

最近特に顕著なのは、

圧倒的に私立校に甲子園常連校が集中しており、

その多くが、「外人部隊」の力によるという傾向です。

たとえば、現メジャーリーガーのマー君こと

『田中将大投手』も北海道の駒大苫小牧のエースでしたが、

インタビューは完全なる上手な『関西弁』でした(笑)

つまり、資金力のある学校が全国から将来性のある中学生を

掻き集めて、強豪チームを作る、という確固たる構造が出来上がっています。

これを知ると、すこし興ざめしてしまいます。

でも、学校からすれば、名前が知れ渡ることで、生徒が集まり、

ますます発展するわけですから、特に私立校は経営にそのまま響きます。

少子化の加速が止まらない日本。

2016年、初めて出生数が100万人を切りましたが、

2017年も、94万人台とさらに昨年より3万人以上減りました。

この子たちが十数年後、高校生になる頃には、

日本の高校生は絶滅危惧種並みの少なさになります。

現に、2007年をピークに、高校野球の参加校は毎年減少し続けています。

(10年で324校も!)

存続できずに、高校からどんどん野球部が消滅して行きます。

それを見越して、余計にどの学校も「名門化」をはかろうと躍起です。

この動きは、何も野球に限らず、

他の部活動でも言えることですけれど・・・

「まとめ」

この流れの中で、公立高校の活躍には注目して行きたいものです。

残念ながら2007年の佐賀北高校以来、

公立校の優勝がありません。

だからこそ、『判官びいき』根性が働いて、ますます

公立校を応援したくなります。

さあ、2018年の春のセンバツ大会が、今から楽しみですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です