三月について

「いくつ知ってる?野球の変化球いろいろ」

変化球を投げるピッチャーは、トリックスター的な存在。どんな球で相手を翻弄するのか楽しみになってしまいますね。しかし変化球はこれまでに数多く生み出され、今ではいくつあるのかはわからないほど。そこで今回は、野球の変化球の種類についてお話します。

■実はこんなにある!変化球の種類

●縦に落ちる?!「フォーク」と「スプリット」

一見まっすぐ投げられたように見えて、バッターの手前でストンと縦に落ちるのが「フォーク」。縦に落ちるときの高低差は50センチ程度とされており、バッターが予測を間違えると空振りしてしまいますよね。ただし地面に着きやすく、バウンドしてしまうこともあるため要注意です。

「スプリット」は、「フォーク」よりもより速い球。高速フォークと呼ばれることもあり、ものすごい速さの球が突然バッター前で消えてしまったようにも見えます。ニューヨークヤンキースで活躍する田中将大選手が得意とする変化球でもあるようです。

●球の速さが自由自在!「カットボール」と「チェンジアップ」

投球フォームはストレートと同じですが、球のスピードを極端に遅くなるよう投げるのが「チェンジアップ」。回転をかけずに投げるため、ゆっくりと減速しながら沈んでいくような軌道を描くのが特徴的ですね。相手バッターのタイミングをはずし、その後の戦略にも影響する変化球です。ただしバッターに「チェンジアップを投げるな」と読まれてしまうとタイミングを合わせられ、綺麗にホームランを決められてしまうおそれもあります。

同じく投球フォームはストレートとあまり変わりませんが、球ひとつ分だけ横にずれた軌道になるのが「カットアップ」。スピードが早く見極めにくい上、バットに当たっても凡打になってしまうことの多いいじわるな変化球と言えるでしょう。

●ピッチャーの利き腕次第の変化球

・ピッチャーの利き腕と同じ方向に曲がる「シンカー」と「シュート」

比較的スピードが早く、ストレートに近い球になる「シュート」。ゴロやファールを狙うことが目的の変化球とされ、ストレートよりもやや球の内側を握るのが特徴です。ピッチャーの握りをしっかり見ていないと、見極めが難しいですね。

ピッチャーの利き腕と同じ方向に曲がるだけでなく、「落ちながら曲がる」のが特徴なのは「シンカー」。シンカーとは英語で「沈む」という意味をもつsink(シンク)という単語が由来となっており、シュートと同じ軌道でありがならやや遅めの球速で沈んでいきます。

・ピッチャーの利き腕と反対の方向に曲がる「カーブ」と「スライダー」

ピッチャーの利き腕と反対の方向に大きく曲がる「カーブ」は、ほかの投げ方との間にはさむことで最大30キロの球速の緩急差を出すことができるとされています。そのためバッターの視線が狂わされやすく、長期戦に強い変化球です。有名なダルビッシュ有選手のスローカーブは、ストレートとの球速差が50キロ以上とされ、有名ですよね。

大きく曲がるカーブと違い、ある一点で急に方向を変えるような変化球が「スライダー」。変化球の中でもポピュラーな部類に入り、変化球を得意とする選手のほとんどが投げることができるほどです。しかしそのポピュラーさに反して、スライダーはアレンジが自由自在。回転軸や利き手によってさまざまな軌道を描くため、スライダー使いの選手をひとくくりにすることはできません。

●魔球はボールの縫い目が決め手?「ツーシーム」と「フォーシーム」

野球のボールにはシームと呼ばれる縫い目がありますね。これに由来する名前を持つ変化球が「ツーシーム」と「フォーシーム」です。

「フォーシーム」とは、いわゆるストレートのこと。ボールが一回転するまでに縫い目が4回見えるほどの強い回転をかけることからこの名がつきました。回転は超高速フォークと呼ばれるほどの球速を生み出します。

2本の指をシームにひっかけて投げ、ボールに複雑な回転をかけるのが「ツーシーム」。ツーシームはフォーシームと違って空気抵抗が大きく、見た目に反して球速はかなり遅くなります。球の軌道もゆるやかに沈んだものとなるため、バッターが当てにくいことも特徴です。

野球の変化球についてお話しました。いかがでしょうか?

今年からは野球に詳しい友人の話に混じりたい!という方は、実際に試合を見てみてもいいですね。バッターの目の前で落ちるフォークや、ぐんと曲がった軌道を描くカーブなどは、野球に詳しくなくとも興奮してしまうもの。ぜひ一度、その目で実物をご覧になってください。

参考サイト一覧

https://tenki.jp/suppl/romisan/2015/04/23/3281.html

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