三月について

「春分の日とは?春分の日に食べると良い物は?」

小さなころから、「春分の日」といえば、
祝日なのですが、春休みや卒業式にまぎれて、
知らない間に過ぎていた、
とあまり「お休み」として、
意識しなかったような気がします。
「春分の日」とは?
なぜ、「春分の日」は、祝日なのでしょうか?
また、春分の日に食べると良い物についても
お伝えして行きたいと思います。

「春分の日とは」
春分の日とは、簡単に言うと
「昼と夜の長さが同じ日」のことで、
秋にもこのような日があり、
秋は「秋分の日」となります。

実は、毎年「3月20日」だったり
「3月21日」だったり、
固定されていないのも特徴のひとつです。

その理由を少し天文学的に説明すると、
地球の軸は太陽に対して、約23度傾いています。
そして、その傾いたまま赤道を
天の果てまで延長させたときに、
太陽の通り道である「黄道」と交わるのですが、
それが、春と秋に二度あります。
その交わる場所をそれぞれ「春分点」と「秋分点」
と言います。
春分点では、太陽がここを南から北に向けて横切ります。
(本当は動いているのは、地球なんですけどね)
ちなみに秋分点は、太陽が北から南に横切ります。

この交わって、通り過ぎる時間を含む日のことを
「春分の日」というわけです。(秋は「秋分の日」)

実は、地球が太陽の周りをグルリと一周する正確な時間は
「24時間ピッタリ」ではなく
「23時間56分4秒」という中途半端な時間です。

よって、この春分点を太陽が通過する
日付もその年によって、ズレてくるというわけです。
だから春分の日は、年によって
「3月20日」だったり
「3月21日」だったりします。

そして、この「春分の日」には、
もう一つの大事な顔があります。

それは、「お彼岸」です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、
「春分の日」からは、夏に向けて太陽の光が、
より長く当たるので、暖かくなって行きますし、
「秋分の日」からは、その逆で寒くなって行きます。

「春分の日に食べると良い物は?」
この「春分の日のもう一つの顔」である
「お彼岸」には、
「ぼた餅」を食べる風習があります。
和菓子屋さんやスーパーなどにも
この時期になると、
ズラーっと店頭に並びますよね。
この「ぼた餅」がお彼岸には、
昔から縁起がイイとされて
お供えに使われます。

ぼた餅といえば、もち米と砂糖と小豆から出来ています。
昔は超々高級品だった「砂糖」。
そして、小豆の赤(朱色)は『魔除け』の効果が
あるとされていました。
そういえば、神社の柱も軒並み朱色ですよね。
大切な先祖のために貴重な砂糖を
縁起の良い小豆とともに
「あんこ」にして
お供えをしてきたわけです。

ちなみにこの「あんこ」、
ご存知のように
「こしあん」と
「つぶあん」があります。

そして、正式には
「こしあん」が「ぼた餅」で
「つぶあん」は「おはぎ」
とされています。
「ぼた餅」は春に咲く『牡丹』、
「おはぎ」は秋の七草のひとつ『萩の花』
が由来です。
洒落たネーミングですよね!

小豆は、収穫されるのが秋、
収穫したばかりの小豆は柔らかいので、
「つぶあん」で食べられるのですが、
これが春ごろになると小豆が固くなるので、
「こしあん」にして食べるようになったというわけです。

ここで、ひとつ面白い「小噺」をご紹介しましょう。
長野県に伝わる民話です。
『むかし、ある男が、旅の途中に夜遅くなってしまい
泊まる場所が無かったので、道中の民家を訪ねて
泊まらせてもらうことになりました。
そこは、親切なお爺さんとお婆さんの二人暮らし。
疲れていたので、その日は翌日にそなえて、
早めに休みました。
すると、夜中にお爺さんとお婆さんのヒソヒソ話が
聞こえてきます・・・
「明日は、半殺しにするか・・・」
「それとも、皆殺しにしますか・・・」
これを聞いた旅の男は、
「このままいたら殺される!!」と思い
こっそりそこから逃げました。

ところが、この話には傑作な落ちがあります!
「半殺し」とは、方言で「つぶあん」のこと、
「皆殺し」とは「こしあん」のこと・・・なのです(笑)

せっかくの二人の心遣いを・・・
モッタイナイことをしましたね。

私は個人的には「皆殺し」が好きです。
あなたは、どちらがお好きですか?

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